2008-01-01から1年間の記事一覧
今回の記事はプライベートブログ『子供に贈る、視覚障害者お父さんの子育て日記』からの転載です。 転載に当たっての補足説明は、本文をご覧頂ければ不要でしょう。また固有名詞に対しても補足説明は不用と思われますが、一つだけ勘違いして欲しくない事柄に…
「100年に一度の大洪水」と表現されるように、2008年の秋から始まった世界的な不況は「真っ逆さまに墜落していくようだ」と経営者たちが悲鳴を上げている不況へと一気に突入しています。 このきっかけとなったのはアメリカでの「サブプライムローン問題」と…
二回ほどこのブログで見学者のことを書いたのですが、誰かが見学に来ると必ずネタにするわけではありませんけど色々と発見したり考えのまとまることがあるので今回も見学のレポートを交えながらの執筆です。 秋になると鍼灸学校へ提出している求人票からの見…
第15回漢方鍼医会夏期学術研修会滋賀大会についての話題としては、おそらく最後になるのではということで、夏期研実技編の最終回となる4.証決定を行ったとしても、いきなり経穴を触診したのではベテランの気を動かす力であればよほどでない限りそれなりに身…
夏期研実技編の第四弾になりますが、今回取り上げる「病理産物」についてはまだ講師陣の中でも統一的な見解に達しておらず、そのために漢方鍼医会の実技においても大きくクローズアップされていません。 しかし、中医学で「病理産物」という言葉は当たり前に…
夏期研実技編の第三弾は、今回の夏期研の中で私的には「画期的な進歩でなかったか」と自負しているものです。 それは、2.手法を統一するためには、基本刺鍼以外にも実践的な刺鍼修練が必要であり、腹部を用いての衛気・営気の手法修練を取り入れることでした…
前回からの「夏期研実技編」シリーズですが、このブログのユーザー名が"myakushin2001"であることからも分かるように、私は脉診へのウェイトを最重要視しています。 普段の講義や漢方鍼医会内部の発言では、「二木は脉診を軽視しているかウェイトは小さいの…
既に最近の記事はほとんどが全日程を無事に終えられた「第15回漢方鍼医会夏期学術研修会滋賀大会」の情報を使い回しているのですけど、今回からは内部情報ではありませんけど少々突っ込んだ学術面に関して記録を残していきます。 滋賀大会に向けては、マンパ…
今回はプライベートのブログ『子供に贈る、視覚障害者お父さんの子育て日記』から、第15会漢方鍼医会夏期学術研修会滋賀大会を家族の目線から見ての話として公開します。 内容が非常に濃い二日間でしたからどうしても一日の記述が長くなってしまうのですけど…
今回は漢方鍼医会のメールマガジン、『月刊漢方鍼医』に投稿した所管の転載です。 携帯電話で受信されている方もおられるので原稿をかなりカットしましたから、幻のフルバージョンでの掲載ですね。 第15回夏期学術研修会を無事に終えられて 滋賀漢方鍼医会(…
それはあまりに突然の連絡だったので、ビックリする間もなく淡々と電話が終わってしまったくらいです。 何がそれほど後からでないと喜びを実感できなかったくらいの連絡かといえば、私の師匠が第十五回漢方鍼医会夏期学術研修会滋賀大会に参加申し込みをされ…
今回は鍼灸とは直接的には関係ない話題になります。 しかし、鍼灸とは手の芸術=ハンドワークアートとも表現されるくらいで繊細な動きが要求され、しかも診察・診断には触診の占める割合が非常に大きな技術ですから視覚障害者にはとても有利な条件が整ってお…
本部例会の会務報告で「最後のお願いに参りましたといえば選挙みたいですが・・・」と夏季学術研修会への参加呼びかけをしたのは約二週間前になりますけど、手慣れてノウハウも得られた頃には業務終盤というのがボランティア的に運営する行事の常ですね。 お…
週末には第15回漢方鍼医会夏期学術研修会 滋賀大会の二回目の講師合宿が行われ、研修マニュアルに沿ってリハーサルが行われ微調整を終えると準備の80%は完了することになります。 、地方組織も夏期学術研修会の主催を分担する約束には確かになっていますが、…
駅ホームからの転落については現在も順調に回復しており、日常生活における支障は全くなくなっています。 日常生活以外ではまだスポーツが本格的に再開できないことが一番の精神的苦痛であり、ゆっくり入浴できないことが二番目の精神的苦痛といえるでしょう…
駅ホームからの転落事故について報告を続けていますが、治療そのものは順調で完全に日常生活へ復帰していますし仕事も今までどおりに動けるようになっていますので、付随症状について今回は報告します。 それは前回にも軽く振れていますが、心的外傷後ストレ…
駅ホームからの転落事故より、一週間が経過しました。友人が駅のホームから転落!■名前:コバ■6月16日18時55分とブログからもお見舞いをいただき、陳謝と感謝です。 それで経過ですが、まだ重い自発痛が発生しているものの85%は回復したという印象です。最初…
前回の『駅のホームから転落(その1)』を掲載後、何通ものお見舞いをいただきありがとうございました。 身体が動かせるのを数値で示せば、普段を100とするなら当日は40以下で月曜日が50程度、今日の火曜日が65くらいで明日の水曜日は80まで回復すると予想…
メルマガ「あはきワールド」の関連から、鍼灸ジャーナリストの松田博公(まつだひろきみ)さんが「にき鍼灸院」のホームページを閲覧頂いており、しかも読者からの質問に「このホームページから勉強しなさい」と推薦をしてくれていたことを知り、その話題を…
このブログは『にき鍼灸院』のホームページでは掲載しきれない時事ネタを中心に記事の保管をする意味で執筆しているため、元々から不定期の更新としています。そして、ホームページとは役割を完全に分離させています。 しかし、ホームページ上の細かな経過が…
もう一週間も経過してしまったのですが、今年の第十五回夏期学術研修会滋賀大会の第一回講師合宿を終えることができました。 「講師同士の勉強会なのだからそれほど特筆すべきことは・・・」と思われるでしょうけど、夏期学術研修会は漢方鍼医会が確実に踏み…
前回は「コンビニ受診」の話を書いたのですけど、救急車を呼ぶことに対して以前からモラル低下が報道されていますよね。 雨が降ったからタクシー代わりに呼んだなどは朝飯前で、ペットが泣き叫んでいたからとか下痢をしたから程度で呼ばれていたのでは消防署…
前回は「後期高齢者医療」について病院へ行った感想をすぐ掲載したのですが、その後にリハビリ室で働いている人から得た情報によるとやはり四月からは患者数が激減しているとのことでした。 今年に入った頃から徐々に数は減ってきていたそうですが、四月に入…
私の目の病気は先天性緑内障であり、現在でも数ヶ月に一度は定期検査を受けています。自己治療で何度も危機を乗り越えてきた緑内障ではありますが、点眼薬の力を借りてきたことも確かであり眼圧の数値を把握しておくことも大切なことなので、これは続けて行…
第十五回漢方鍼医会夏期学術研修会・滋賀大会は、私が実行委員長となりいよいよ本格的な受け入れ準備が開始されました。これから本格的に忙しくなってくることでしょうけど、マンパワー不足の滋賀漢方鍼医会で乗り切っていくのか、正念場がやってきたという…
今さらながら自己治療のできる鍼灸という職業の恩恵を強く感じた出来事がありましたので、備忘録的に書いてみます。 ことの発端は先週の後半に強烈なストレスが発生したことでした。ストレスの発生原因については本文と関係がないので割愛しますけど、木曜日…
今や現代病の代表ともなってしまった精神の不安定ですが、鍼灸院へ来院する患者数も増加傾向にあります。 患者数の増加は最近顕著なのかも知れませんが、精神的な原因により体調を崩すケースはかなり以前からあったものであり、今回は鍼灸院で注意すべき事項…
どうも一つ話題を出すとそれを使い回してしまう癖が付いてしまったようで、ネタノートで少しずつ治療室の話題は貯めているのですけど今回も開業の時の思い出を書かせてもらいます。 治療室を開業するに当たって、私が考えたことはたった一つでした。 「自分…
『にき鍼灸院』が開業をしたのは平成元年の三月六日(月曜日)ですから、今日から二十年目に入ることになります。「私は現在四十二歳ですから当時二十三歳での開院でしたね。 以前にも少し触れましたが当時の盲学校は中途失明か全盲は自宅開業、学齢の弱視は…
「軽擦を行う意義と経絡治療」第六弾、最終回です。 前回でまとめきるつもりだったのですが、私の臨床スタイルが形成される過程に触れ始めたなら文章量が膨大となってしまい、分割せざるを得なくなりました。無駄な文章を書いたつもりはありませんので、未読…