『にき鍼灸院』院長ブログ

不定期ですが、辛口に主に鍼灸関連の話題を投稿しています。視覚障害者の院長だからこその意見もあります。

2017-01-01から1年間の記事一覧

道具は臨床家の手の一部、第45回日本伝統鍼灸学会学術大会

第45回日本伝統鍼灸学会学術大会(金沢大会)が、2017年10月14日(土曜日)から15日(日曜日)にかけて石川県立音楽堂を会場に開催されました。例年の10月第4日曜日ではなく第3日曜日ということで滋賀漢方鍼医会の月例会と重なってしまい、今年度は常勤助手がい…

耳前動脈での不問診と、分肉の間を揩摩する

前回ど派手だった夏期研名古屋大会、今後の課題と併せて反省文で、第22回漢方鍼医会夏期学術研修会名古屋大会の全体を書きました。まだ中間段階で新しい手法が提案されてきたことと、初めてのプログラム編成があったのでどうしても隅っこをつついた書き方に…

ど派手だった夏期研名古屋大会、今後の課題と併せて反省文

主題:『漢方はり治療のさらなる飛躍』、副題:『難経による補瀉論 -陰陽調和の手法-』で2017年8月27日から29日にかけて、第22回漢方鍼医会夏期学術研修会名古屋大会が開催されました。私はすべての夏期研に参加してきたのですけど、特に名古屋漢方鍼医会が主…

温灸器を導入、裏内庭の施灸も可能です

視覚障害者に医療の免許が与えられているというのは世界的にも珍しいことなのですけど、鍼を行うのに視力は必要ありませんし指先の触覚が鋭いほど的確な施術につながる確率も高くなりますから、鍼を持つことは視覚障害者の天職だと私には思えます。そして目…

花粉症の治療、継続治療の報告

今回の院長ブログは、いつの間にか旬ぎりぎりになってしまっていたので急いで短いエントリーを。 2017年の冬は年明けから急に寒くなり、特に滋賀県の彦根地方では二度目の大雪が33年ぶりとなる60cm越えを記録し、道路がアイスバーンになってしまい一週間も自…