『にき鍼灸院』院長ブログ

不定期ですが、辛口に主に鍼灸関連の話題を投稿しています。視覚障害者の院長だからこその意見もあります。

2023-01-01から1年間の記事一覧

予約の取り方、決め方、治癒宣言について

ちょうど年末であり「年内一杯でなんとか」と思うのは患者側も術者側も同じことであり、今回は臨床現場報告ながら、予約の取り方についての工夫です。治療の終了宣言についても加筆しておきました。師匠である丸尾頼廉先生の一門で同窓会をしたときに出され…

奇経(二経)治療を触覚診断していた経験から

現在「押し流す奇経治療」と自然発生的に命名したのですけど、任脈・衝脈・督脈の三つについては固有流注場を押し流すだけで、帯脈については腎の陽気を衝脈へ渡すという役割から帯脈・衝脈の順番で押し流していくというかなり簡単な法則と理論さえ飲み込め…

池田先生講演会に参加させていただいて、漢方鍼医会は原点へ戻ろう

池田先生講演会に参加させていただいて、漢方鍼医会は原点へ戻ろう滋賀漢方鍼医会 二木 清文 去る10月22日、名古屋漢方鍼医会が池田政一先生をお招きしての講演会を開催され、漢方鍼医会の会員へも呼びかけてもらえたので参加させていただきました。現在でこ…

右眼球をどストライクで打撲してしまった一大事、自己治療はやっぱり素晴らしい

今回は単なる備忘録のようになってしまいますけど、それでも自己治療の大切さと重要性については言及したつもりなので、どなたかの参考になれば幸いです。 まずは臨床雑感あれこれ『にき鍼灸院』に投稿した、「本日は五条悟のような状態」って、そんな優しい…

伝統鍼灸学会50周年記念誌、点訳作業の中間報告

現在、日本伝統鍼灸学会の50周年記念誌を自分たちで点訳作業している真っ最中です。記念誌の概要を聞いたときから「この鍼灸の近代史は絶対に視覚障害者が読める形でも記録に残さねば」という思いから、チームメンバーを集めて作業をしています。その途中経…

親父、本当に長い間ご苦労さまでした

今回のエントリーは実父(ここから先の表現は親父)が亡くなっていた場面から、どのようにして警察にも救急にも最短で的確に伝えて処理をしていったかの記録です。途中に少々生々しい表現があるかもしれませんけど、鍼灸師というプロの医療従事者の立場とし…