『にき鍼灸院』院長ブログ

不定期ですが、辛口に主に鍼灸関連の話題を投稿しています。視覚障害者の院長だからこその意見もあります。

新型コロナの収束予言(一部フィクションですが)(若干修正版)

今回は無責任に新型コロナ(sers-covid19)の収束について、予言してみたいと思います。医療関係者として過去データとネットやニュースから収集した動きから分析して予言するものですけど、あくまでも“無責任予言”ですからフィクションとしてお読みください。それでも過去一年間の新型コロナの動向についてはほぼ分析通りでしたし、「いずれは鼻風邪になる」事それ自体は最初からわかっていることなのですから、希望は持っていただいて大丈夫と思います。このパンデミックが早く収束して、次の世界が明るいものになることを願っている気持ちはみんな一緒です。

 さて、私は政治家になろうなどと思ったことは一度もありませんし今でも希望もしていませんけど、今回の感染症で常に政治家としての視野も必要なことは痛感しました。政治家がやることはまず経済発展と軍事の施策であり、そして衣食住です。衣食住と言っても、衣ではなく医学の方を当てます。住は環境問題を含めた住みやすさの追求であり、食は農業や畜産・漁業の保護と管理です。そして医学は地域医療の整備と研究発展の保護なのですけど、どこかで「感染症対策は別格で扱わねばならない」と聞いたことがあったのですが、「ふーん衛生学の話なのになぁ」程度にしかそのときには聞こえていませんでした。しかし、今回のパンデミックで医療関係者としての認識の甘さというかあまりに無知だったことを恥ずかしく思っています。
それで感染症について本格的に調べるようになり、情報収集と分析をして驚いたのは、ウィルス感染は本質的には人類にはコントロールできないものだったのです。「ワクチンで抑え込む」などという話は、希望は持たせても非現実的なのだと理解しました。まぁそれでも、摂取する機会が回ってきたなら私は責任上からもやってもらうつもりですが。
エボラ出血熱のような制御不能でほとんど助からないのではというケースでの最終手段では、何人かの命の犠牲を払ってでも完全隔離からウィルスのコピーリンクを強引に断ち切るしかありません。けれど、そこまで致死率が高くなければ経済や地域を守らねばならないので、できることは流行のピークを少しでも緩やかにして人間とウィルスがお互いに慣れるまでの時間稼ぎをするしかないようです。理屈は簡単で、ウィルスの狙いは少しでも長く地球上に存在していたいだけなのですから宿主と共存してもらえるように潜り込んで安定してしまわねばならず、宿主の側も季節性の流行病程度の認識に慣れば放置をするようになるからです。今回のsers-covid19は武官や北イタリアやニューヨークでの最初の感染爆発時に発病をしたなら高確率で死亡してしまい、病院へ入れてさえもらえないとか埋葬が間に合わないというテレビ映像が世界中に流れてパニックになってしまったのですけど、エボラ出血熱のように何年も続くのではなく数週間でピークアウトをその地方ではするのですから、強烈なロックダウンは今後は不要に考えられます。ただし、変異株の出現が続出しているので最初のピークを遅らせるために限定的なロックダウンはこれからも行われるものと予測もしています。

 東アジアとアフリカでは最初のピークを超えたなら死亡しているのはほぼ高齢者のみであり、コロナが引き金になったとしてもコロナで死亡したと分類すると被害妄想からなかなか抜け出せないです。欧米では確かに半年経過するくらいまでは若い年代での死亡率もある程度は高く、発病する確率は未だに高いのですけどその違いは何なのでしょうか。科学的数字があるわけではないのですが、長く在日で暮らしている外国籍の人たちはマスクを着用していたり日本の生活様式になじまれてはいますけど、持って生まれた体質は民族特有のものがあります。けれど罹患率は日本人と同程度です。逆に長く欧米で暮らしている日本人は、現地の人達と同じくらいの確率で発病をしています。人種による体質の違いが、コロナへの抵抗力とはイコールでないことがわかります。
 つまり、その土地の風土病の影響が強いのだろうと推測できます。雑菌は常に空気中にも存在していて、その中で生活をするのですから自然に免疫力が向上しており(獲得免疫)、たまたまですけど東アジアとアフリカの風土病がsers-covid19には強かったということなのでしょう。欧米でも風土病としてsers-covid19がやがて根付きますし、東アジアとアフリカももっと適応してくることになります。これが、それほど遠くない時期に一気に収束していく第一の理由です。

 次に第二の理由を説明していきますが、少々前置きが眺めになりますことご容赦ください。ここが核心部分です。
 どうして高齢者と基礎疾患のある人が重症化しやすく、10年代のこどもはほぼ発病しないのかを考えると見えてくるものがあります。ヒントは日本人の20年代で2020年内に死亡したのが、大相撲の力士たった一人ということです。力士ですから当然太っており、高度の糖尿病を持っていたといいます。sers-covid19で死亡するときには免疫が暴走して自分を攻撃してしまうサイトカインストームに陥るケースが非常に多いことが判明してきて、サイトカインストームは一気に全身の血管をボロボロにしてしまいます。糖尿病は血管がすでにボロボロになっている状態であり、力士という体力があり20年代だったのに血管がボロボロだったために亡くなられてしまったのだろうという推測が成り立ちます。ということは、血管がもろくなっている高齢者と基礎疾患のある人達はsers-covid19が要注意ということになります。
 大切なのはここからで、10代だと血管が若いのでsers-covid19の新型コロナウィルスが取り付いたとしても発病をしないのでしょう。PCR検査で陽性反応が出ても、高校生が鼻水を垂らすのがせいぜいで中学生以下だと症状の出ていたケースがほぼありません。ということは、無症状の人にそれも小学校低学年や幼稚園の子供達に「感染作を徹底しなさい」と教えても無駄なことでありサイレントスプレッダー(静かなる媒介者)となり、sers-covid19を世界中に広げる一番大きな要因となります。実際に今この時点でもサイレントスプレッターは動き回っているのであり、さらに裾野を広げ続けています。世界各地でロックダウンを繰り返したのに感染拡大にほぼ無力だったのは、サイレントスプレッダーが考慮されなかったからでしょう。けれど子どもたちを責めることはできませんし、けっして悪いことばかりでもありません。この子どもたちが年令を重ねても再感染する確率が低くなるでしょうし、コロナウィルスそのものに人類が将来的に強くなれます。今はまだ過渡期なのです。
 そして日本国内においては大学を除いては通常授業に戻っているので、同居者に学生がいて特に小学生や中学生のいる家にはすでに一度は新型コロナウィルスが持ち込まれているはずで、親戚の家へ出入りしたり子供と接する職業の人を考慮すると全世帯の半数以上には感染経路が広がっていたことになります。武漢から騒ぎが始まった時点でも10人の感染者で発病は2人程度と言われましたから、1人の発病者に対して4人の無症状者がいることになるのですけど時間が経過してわかってきたのは、無症状者がその4倍から5倍もいるということでした。この数字はそれはそれは恐ろしいことで、PCR検査で判明している人数でさえ氷山の一角なのですから騒動が始まって一年経過した2021年3月なら、全世帯の半数に一度はウィルスが持ち込まれていて無症状のほうが圧倒的に多いとなると日本国民の3分の1以上が一度は新型コロナウィルスに罹患している計算になります。(執筆時点で罹患と書きましたが、正しく表現するなら「ウィルスと遭遇していることになる」です。ウィルスと遭遇しても発病するには相当数が必要であり少数であれば発病はしません。ウィルスに暴露されると表現されるのは発病に十分な量を浴びることを指しているケースが多いようで、区別して書いたつもりでした)
と でも、待てよ。数字は計算しやすいように大きく四捨五入はしていますけど日本の人口が1億でPCR検査から陽性が判明しているのは累計で50万人、陽性率は200分の1ですから0.05%ということなのにウィルスの拡散率は35%!!。検査を受けていない人の分は人工を差し引いているので、陽性率は妥当だと思われます。どうやっても計算が矛盾しています。これが専門家という人たちのバラバラな意見の食い違いとなるのでしょう。けれど渡航歴のない内陸部に住んでいる人からイギリス型や南アフリカ型と命名された変異種がすぐ見つかるということは、ウィルスの拡散率という点で私の計算のほうが妥当だと言えます。
 ようやくパンデミックがもうすぐ収束されるだろう第二の理由までたどり着きました。集団免疫の獲得は60%から70%の人工が罹患することですから、すでに拡散率が35%を超えていて裾野はさらに大きく広がり続けていますから、間もなく集団免疫獲得水準の手前となるので急速に陽性反応の数字も落ちていくと予測できるのです。それにしても700人ちょっとなのに11人も要請になってしまっている国会議員の先生、あまりに確率が高すぎますよね。国民にお願いする立場の人達が会食を繰り返して遅くまで飲み歩いて、キャバクラの支払いも議員歳費で行っているの?

 また2020年12月にイギリスで見つかった変異種は「感染力が1.7倍もある」と大々的に報じられたのに、年が明けてすぐにイギリスの感染率の伸びが10分の1に減少しています。インドでは一日で9万人もの感染者が確認されていたのに、1万人を大きく切ってきていてこれも10分の1に感染率の伸びが落ちています。日本では2020年4月だとPCR検査そのものが少なすぎたことはありますけど陽性率が15%から20%もあったのに、2021年の年明けに一時的に8%へは上昇していたもののずっと右肩下がりで4%を切る水準になってきています。アメリカはワクチン接種の効果もあるでしょうが、それ以上の速さで感染率が落ちています。これらの数字を総合すると、地球レベルではすでにピークアウトしていると言えます。山があまりに大きく高いのでコブのように一時的な流行はまだまだ発生するでしょうけど、ウィルスが毒性を持ちながら新しく取り付けるスペースが無くなってきているので、毒性も間もなく急速に落ちていくと予測できます。(この予測は2021年3月のもので、4月から5月にかけてはアルファ株が大阪で大流行してしまい7月から8月にかけてはデルタ株の大流行と、期待値のほうが勝ってしまい完全には一致できませんでしたし、12月にはオミクロン株でまた大騒ぎになっいて地球レベルでのピークアウトも残念ながらまだのようでしたが、国内は10月から急速に落ち着いています)
 ただし、新型コロナウィルスがゼロになることはずっと将来でもありえません。正しく表現すれば、コロナやインフルエンザなど呼吸器感染症がゼロにはなりません。天然痘はたまたま牛の免疫を借用することで人類からは追放することができたものの、かつてヨーロッパの人工の3分の2を死亡させた黒死病(ペスト)やコレラとかデング熱などなど、平常時はさほど問題にならなくても衛生状態が悪くなるとすぐ流行してきます。結核もBCGによって若年層は発病しませんが還暦を超える頃には交代能力が消失するので、今でも高齢者の死因の上位にあります。これが本質的には感染症のコントロールはできないという正体です。ですから感染症対策は別格であり、平常時に流行させないように常に対策を続けなければならないのです。

 sers-covid19は遠くない未来に、普通の呼吸器感染症となって人類と共存していくことになります。なるべく発病しないように感染防止対策は続けながらも、すぐそこに今までとそれほど違わない生活が戻ってくることをもう少しだけ待ちましょう。