2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
「軽擦を行う意義と経絡治療」第六弾、最終回です。 前回でまとめきるつもりだったのですが、私の臨床スタイルが形成される過程に触れ始めたなら文章量が膨大となってしまい、分割せざるを得なくなりました。無駄な文章を書いたつもりはありませんので、未読…
「軽擦を行う意義と経絡治療」第五弾です。 いよいよ今回でクライマックスとなるでしょうか? 前回までには、経絡が先に発見されてそれを効率的に運用するために考案された道具が鍼灸であること、中医学は鍼灸を語る共通言語であるため基礎理論については大…
「軽擦を行う意義と経絡治療」の第四弾となり、いよいよクライマックスへ突入と行きたいところなのですけど、一昨日に滋賀漢方鍼医会の例会があり、軽擦の実技について徹底検証を行ってみましたので、その報告と感想を今回は挟んでみます。 何故今回は徹底検…
「軽擦を行う意義と経絡治療の第三弾になります。 前回は中医学と経絡治療の違いに付いてまで書きました。基礎部分については国家予算をつぎ込んでまとめ上げたものであり古典が基準となっていますから中医学は大いに利用させて頂くべきものであり、流派を越…
「軽擦を行う意義と経絡治療」第二弾になります。 前回では「経絡というものが先に発見されて、それを効果的に操作するために考え出された道具が鍼灸である」というところまで書きました。そして、経絡を操作しないものは鍼灸術とは言えないという話へ進んで…
前々回に見学者についての話を書きましたが、実は見学者が入るということは普段の臨床室がリセットされることもありますし初歩的な質問に回答することで安直に流してしまいがちな基礎を見直すことができて、我々にとっても大いに勉強の機会となることが多い…
昨年末から来院されている患者さんの治療で、半分心苦しさを感じながらも自分の仕事に信念を持っていてよかったと思うことがあったので書いてみます。 患者さんは四人目を妊娠中で、主訴は咳が止まらないこと。職業は看護士で訪問介護をされているのですけど…